電子辞書の液晶が割れた!無料で修理してもらう方法

電子辞書の液晶が割れると「メーカー保証対象外」となり、修理代を請求されます。しかし、無料で修理してもらうウラ方法があります。

通常、「液晶割れ」は無料保証の対象外

メーカー保証期間内であっても、家電量販店の長期保証に入っていれも、電子辞書の液晶割れは長期保証の対象外です。

しかも、電子辞書の液晶割れの修理代は一般的に高額で、1万円~2万円もします。

液晶割れは電子辞書に限りません。カメラのレンズやスマートフォンの液晶割れの修理代も高額です。

瑕疵担保責任が保護してくれる

しかし私の同級生で、シャープの電子辞書の液晶パネルが割れたにもかかわらず、無料で修理してもらった人がいました。詳細はこんな感じです。

まず、その同級生は、故障したシャープの電子辞書をジョーシン(家電量販店)に持っていきました。

ジョーシンはメーカー保証期間なので、シャープに修理を負担させます。

シャープはその同級生に電話をかけ、「液晶割れは無料修理対象外です。」と言われましたが、「瑕疵担保責任ですよね。」と反論し、修理代数万円が無料になりました。

瑕疵担保責任とは

瑕疵担保責任とは、瑕疵(欠陥)がある場合、売主が買主に対してその責任を負うことです。

故意ではなく、通常の使用環境で故障すれば、メーカーは無料で保証しなければなりません。なお、瑕疵担保責任は瑕疵(欠陥)の事実を知ってから1年以内に追求する必要があります。

瑕疵担保責任は通常住宅関連に用いる法律ですが、家電にも適用されるのです。

メーカー保証期間は購入後1年以内なので、同級生のケースでは故障した日が購入後1年以内であり、瑕疵担保責任が利用できます。

本当に修理してもらうかはメーカー次第

私の同級生の時、シャープは瑕疵担保責任を認めてくれましたが、今は認めてくれるかわかりません。

そもそも瑕疵担保責任がある以上、メーカーは保証期間外であっても無料修理をしなければなりません。しかし、たいていのメーカーは民法を無視して、費用の関係から無料修理を断ってくるでしょう。

メーカーに対して少額訴訟をすることもできますが、修理費用数万円のために裁判するのは面倒です。

電子辞書の液晶パネルが割れ、メーカーが瑕疵担保責任も守ってくれない場合は、泣き寝入りすることになるでしょう。