いくら太陽光発電が増えても原発は減らない
日本では再生可能エネルギー固定価格買取制度によって太陽光発電が増えていますが、電力を安定供給できないため、原発は減りません。
電力は安定供給が原則
日本の経済は、トヨタ・ホンダ・日産などの自動車産業や、パナソニック・日立・ソニーなどの電気産業によって大きく成長し、今でも下請け企業も含めれば多くの雇用を抱えています。
自動車や電機部品は、電気が止まれば製造できません。しかも、いったん製造が止まれば、企業によっては復旧するのに数日かかる場合もあります。
電力供給が不安定になれば、自動車や電気メーカーの海外への移転が加速し、現在の日本の雇用は維持できません。
太陽光は安定供給できない
太陽光発電のプロ「太陽光発電の単結晶と多結晶の違いはこれだ!トレンドは単結晶」で紹介されていますが、太陽光発電の場合、単結晶パネルだと曇りで40パーセント、多結晶パネルだと曇りで20パーセントしか発電されません。
つまり、電力供給が安定しておらず、原発の代替にはならないのです。
安定供給ができるのは地熱発電
朝日新聞GLOBE「地熱発電ルネサンス」に詳しく紹介されていますが、地熱発電は24時間365日発電でき、安定供給が可能です。
日本の地熱資源量は米国、インドネシアに次ぐ世界3位を誇っており、原発を廃止したいのであれば、太陽光発電ではなく、地熱発電への取り組みが優先です。