モバイルハウスはホームレス住宅か

坂口恭平氏は自身の著書「モバイルハウス 三万円で家をつくる」で書名通り3万円で移動できる家(モバイルハウス)を建てました。しかし、このモバイルハウスはホームレスが住んでいるダンボールやビニールシートの家と同じく、法律に違反しています。

一見格安の超小型物件に見えるが、耐震性に疑問

モバイルハウスとは、その名の通り「動く家」です。住宅の側面に車輪が付いており、自転車と同じく軽車両扱いとなります。下の動画は映画「モバイルハウスのつくりかた」の予告編です。

私は「モバイルハウス 三万円で家をつくる」を実際に読みました。本書には耐震性に関する記述がほとんどありません。おそらく建築法に違反している、または耐震基準に問題があるのでしょう。

そもそも、坂口恭平氏は早稲田大学理工学部建築学科を卒業されたようですが、建築士の資格を持っていません。安全性が確立していない住宅づくりをしていることを明記すべきです。

理念は完全に法律違反

坂口恭平氏は、著書の中で「講演の水道やトイレを私的に利用することは法に反する」と前書きした上で、「しかし、どこまでが私的利用なのかは明記されていないので公園の水を躊躇なく利用できる」と結論づけています。この考えは完全に法律違反であり、ホームレス生活と同じです。

新政府をつくる? 選挙目当て?

坂口恭平氏という人物を紹介した動画がありました。

坂口恭平氏は現政府とは別に新政府を作る、本人いわく「独立国家」を作るようです。

また、他の動画では自身が新政府の初代総理大臣になると言っていますが、言ってみれば知事や市長の仕事に相当します。本人も熊本市長選挙に出るようなので、知名度を上げるためにモバイルハウスを建てたのかもしれません。

真のモバイルハウス生活をするなら山奥の田舎へ

山奥の田舎には川が流れており、土地も非常に安く借りることができます。土地所有者の許可を得れば、川の水を生活用水や飲料水として使うことができます。現行の法律で可能なモバイルハウス生活は、田舎暮らしということになります。