BTOパソコンのパーツ数が減った理由
かつてBTOと言えば、たくさんのパーツを組み合わせて自分好みのパソコンを買うことができました。最近ではパーツ数が急激に減っています。その理由を紹介します。
簡素化して価格を下げる
ネットで買える(BTO)パソコンと言えば、 CPU・メモリ・OS・周辺デバイスなど様々なパーツを自由に選んで、自分の用途に適したパソコンを注文できることが特徴でした。ただ、最近は各メーカーがパーツの数を少なくしています。
BTOパソコンはCPU5種類×メモリー5種類×ハードディスク4種類×・・・と多彩な構成ができるため、数千?数百万通りの組み合わせをすることができます。
しかし、メーカーにとっては、パーツの数が増えるほどパーツの在庫も増えるためコストは増大。その結果、パソコン本体価格の上昇につながります。
そこで、現在では低価格パソコンを中心に売れ筋の構成だけに絞り、販売する戦略をとっています。構成を絞ると、パソコン本体価格が下がり、出荷も早くなるため、顧客満足度を高まります。
ただ、(利益率の高い)高価格パソコンは現在でもパーツの数が多く、構成の数は多いです。
オプションが多いと、満足度が減る
パソコン購入後に「もっと高性能なCPUを選択すればよかった。」「メモリ?の搭載量をもっと増やせばよかった」など、(私のように)後悔することがあります。一般的に、オプション数が多いほど購入後の満足度は低下します。
購入後の満足度を減らさないために、顧客満足度を重視するメーカーを中心に、今までオプションだったモノを標準装備に変えています。
結論:パーツが減ったのは、価格を下げて満足度を上げるため
BTOパソコンのパーツ数が以前に比べて減った理由は、パソコン本体価格を下げて購入後の満足度を上げるためです。