なぜ、野田総理は原発を再稼働するのか?

電力不足を回避するために企業は海外へ移転

電力不足になり生産ラインが止まると、生産ノルマが達成できなくなるため、取引する企業の信頼を失います。一度信頼を失うと回復するのは難しく、日本企業はさらなる業績悪化を引き起こします。よって、電力不足による信用低下を防ぐため、日本企業は工場の海外移転を迫られます。
大手企業が海外移転すると中小企業までもが倒産

一例として、トヨタが生産を安定させるため一部の工場を海外移転するとします。

海外移転するため、まず重役クラスを除いて、国内で働いていた従業員は解雇されます。すると今までトヨタの部品を請け負っていた中小企業まで倒産するため、中小企業の従業員も解雇になります。

同様に、資金力がある大手企業は海外移転するため、失業者は増加し、政府への不満が高まります。失業率が上がれば政府への支持率は下がります。よって、与党は選挙で敗北する結果に。
失業率と政府への不満

次ページ:原発があると交渉が有利になる